サンクロン軟膏誕生秘話

サンクロン軟膏が誕生するまで

 サンクロンは内服薬として厚生労働省から1954年(昭和29年)に承認を受けましたが、綿棒にサンクロンを浸し、「切り傷」や「やけど」などに外用薬のように塗布しますと、思わぬ回復力があると言う情報を多くいただきました。その情報から外用薬として研究を始めたところ、にきびや耳だれが治り、床ずれやしもやけにも効果があることが分かりました。

 この研究成果から生まれたのが「サンクロン軟膏」で、1973年(昭和48年)に厚生労働省から医薬品の承認を得ました。発売から今日まで「隠れた名薬」の評価をいただいております。

サンクロン軟膏の効能の特徴

 サンクロン軟膏は、サンクロンの特徴と親水軟膏の効能を合わせ持っています。日本薬局方の親水軟膏の特徴である「患部が炎症している場合」、「患部がかさかさしている場合」、あるいは「患部がかゆい場合」などの疾患に効果が期待でき、さらにサンクロンの相乗効果で「傷口が早く治る」、「自然治癒力を高める」、「湿潤効果がある(しっとりとする)」などの効能があります。

サンクロン軟膏の使い方

 サンクロン軟膏は緑色をしているため、衣類などに付着すると着色部分が落ちにくいことがあります。サンクロン軟膏を患部に塗布した場合、この軟膏を塗り、よく延ばすようにしますと、やや白色を帯びた状態から無色になります。このような状態になるまですりこみますと、肌に良くなじみ、衣類を汚す心配もなくなります。ただし、広範囲に使用する場合や多めに塗布した場合は緑色が残りますので、専用の衣類等をご用意されることをお勧めします。

 傷口などにすりこむことができない場合は、患部に塗布した上にガーゼやガーゼ付き絆創膏をお使いください。サンクロン軟膏は、家庭の常備薬として多くの方に大変ご好評をいただいております。